四日市市内における少子化の地域間格差の拡大について、先日のブログで取り上げました。
≪参考ブログ≫
【進む少子化!四日市市内では地域間格差が存在】公立小学校の今後10年間の生徒数推移から見えるもの
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12151482278.html
『四日市市学校規模等適正化計画/平成27年度改定版』によると、市内にある38の公立小学校の内、今後10年間で生徒数が増えるのが11校、生徒数が減るのが27校です。
一方、22ある公立中学校では今後10年間で生徒数が増えるのが3校、生徒数が減るのが19校と中学校ではほとんどの学校が生徒数が減る事になります。
今後10年間で、最も生徒数が減るのが、三滝中学校で125人の減少。
逆に、最も生徒数が増加するのが、羽津中学校で78人の増加。
『四日市市学校規模等適正化計画/平成27年度改定版』のデータに基づいた、平成28年度における生徒数の上位5校、下位5校、推計に基づく平成37年度の生徒数上位5校、下位5校を示します。
- 四日市市公立中学校 平成28年度 生徒数上位校
- 山手中学校 708人
- 常磐中学校 684人
- 朝明中学校 649人
- 南中学校 596人
- 内部中学校 574人
- 四日市市公立中学校 平成37年度 生徒数上位校
- 常磐中学校 667人
- 山手中学校 622人
- 内部中学校 592人
- 羽津中学校 574人
- 南中学校 549人
- 四日市市公立中学校 平成28年度 生徒数下位校
- 橋北中学校 112人
- 塩浜中学校 117人
- 西陵中学校 199人
- 西笹川中学校 229人
- 港学校 244人
- 四日市市公立中学校 平成37年度 生徒数下位校
- 橋北中学校 74人
- 塩浜中学校 78人
- 西陵中学校 140人
- 保々中学校 163人
- 港中学校 182人
これらのデータを見て特筆しなければならないのは、あくまでの現在の状況が続けばと言う前提の下の推計値ですが、平成37年度には「橋北中学校」「塩浜中学校」の全校生徒が100人を切ってくるということです。
この10年で生徒数が減る割合が大きい中学校は、「橋北中学校」▲33.9%、「保々中学校」▲33.5%、「塩浜中学校」▲33.3%。
加えて、前回の公立小学校のデータから、「三重北小学校」が今後10年で150人以上の生徒が減り、全校生徒が103人になるという結果が出ています。
「三重北小学校」は10年間で、60%以上の生徒が減る事になりますので、急激な少子化が進むことになります。
市内各地区で少子化が進んでいますが、それぞれの地域でそれぞれの原因が存在します。
例えば、橋北地区、塩浜地区については沿岸地域という地域性と空家増加の問題。
保々地区は市街化調整区域の規制、団地の高齢化の問題。
三重地区については、団地の高齢化の問題等。
四日市市内でも地域によって、抱える課題は異なります。
各地域がその地域に合わせた問題意識を持ち、地域に合った人口減少問題、少子化問題解決策を模索していかねばいけません。
人口減少を食い止める為に、四日市市への人口流入を増やしていく。
徹底した分析を行い、問題の本質を見極めなければいけません。
200k㎡の市ですが、きめ細やかな人口減少対策が必要になってきます。
その為には地域の危機意識、そして行政との連携を構築してかねばなりません。
≪過去の関連ブログ≫
【進む少子化!四日市市内では地域間格差が存在】公立小学校の今後10年間の生徒数推移から見えるもの
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12151482278.html