四日市市の将来ビジョン、プランを取り纏めた森ともひろの政策集『31万人元気都市宣言!』にて、明記している「朝明中学校の移転反対」。
«参考ブログ»
【31万人元気都市宣言!】«地域間闘争を生む「朝明中学校移転」中止を表明!»大きな政治決断を!!
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12205949859.html
まず、整理しておかなければならないのは、現在教育委員会は朝明中学校を八郷地区から大矢知地区に移転する計画を進めています。
なぜ、森ともひろは朝明中学校移転反対の方針を取るのか。
今回のブログにて、その5つの理由を説明していきます。
教育委員会が朝明中学校移転を進める理由として、以下の教育的課題を解決する為としています。
①人口約2万人の地区に中学校がない 〔大矢知地区の課題〕
②大矢知地区の中学生が地区外の4つの中学校に通学 〔大矢知地区の課題〕
③朝明中学校への遠距離自転車通学 〔大矢知地区の課題〕
④朝明中学校の学校施設不足 〔朝明中学校全体の課題〕
⑤大矢知興譲小学校の学校施設不足 〔大矢知地区の課題〕
では、朝明中学校が大矢知地区に移転になれば、これらの課題はどうなるのでしょうか。
①人口約2万人の地区に中学校がない
⇒人口約2万人の地区の大矢知地区には中学校が出来るが、人口約1万3000人の八郷地区から中学校が無くなる
②地区の中学生が地区外の4つの中学校に通学
⇒大矢知地区の中学生は、地区内の1つの中学校と地区外の3つの中学校に通学
基本的に4つの中学校に分散する構図は変わらない。
③朝明中学校への遠距離自転車通学
⇒大矢知地区の生徒は自転車通学では無くなるが、八郷地区の生徒は自転車通学になる
④朝明中学校の学校施設不足
⇒今後10年で朝明中学校の生徒数は100人以上減少し、施設不足は自ずと解消される。
平成27年度市内で最も生徒数が多かった朝明中学校は10年後の平成37年度は市内で上から6番目の生徒数になる。
⑤大矢知興譲小学校の学校施設不足
⇒今後10年で生徒数が60人以上増加し、現在よりも学校施設不足が進む(ただこれは大矢知興譲小学校問題であり朝明中学校移転には直接結びついて来ない)
以上の様に、一つ一つ整理していくと⑤の大矢知興譲小学校の学校施設不足は重要な課題としても、他の課題の状況を考えると朝明中学校の移転の理由として十分なものとは言えません。
そうであれば、大矢知興譲小学校単独での教育環境改善で十分足りると言えます。
そういった中、強引に移転事業を進めると、八郷地区と大矢知地区の地域間対立を招くことになります。
私はそういった点から、 政策として大矢知興譲小学校単独での教育環境改善を図り「朝明中学校の移転反対」を掲げているのです。
次回ブログでは、朝明中学校移転の財政的インパクトを紹介していきます。
<過去ブログ>
・【(仮称)大矢知中学校新設事業断念を四日市市が表明!】~朝明中学校移転事業へ方針転換!~
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12123451410.html
・【朝明中学校移転事業の行方】~教育環境課題解決方策策定事業予算に附帯決議!~
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12141966173.html
・【31万人元気都市宣言!】«地域間闘争を生む「朝明中学校移転」中止を表明!»大きな政治決断を!!
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12205949859.html