四日市市は、今年4月11日に『ふるさと納税に関する非常事態宣言』を行いました。
この背景には、ふるさと納税制度の導入によって、四日市市は平成27年の1億3,000万円のマイナス(四日市市に入ってくる寄付金の額と、市民が寄付をすることによって減額される個人住民税の差)がありました。
その後、発表された平成28年のふるさと納税の結果では、更に1億円マイナスが膨らみ、2億3,000万円のマイナスとなりました。
つまり、本来市民サービスに活用出来る財源が、1億~2億円流出している現状は深刻な事態であります。
四日市市では4月10日に、私市長を本部長とする『ふるさと納税対策本部』を立ち上げ、全庁的に改善案の提案を指示しました。
四日市市は過当な返礼品競争から一線を画し、滞在型の返礼メニューを新規に設置することを改善策の軸として取り組みを進めてきました。
滞在型の返礼メニュー等のアイデアを全庁的に募集し、92件の提案があり、実現可能性や職員投票などを経てオリジナリティやアピール度が高いものを選定しました。
そして、9月20日の記者会見で『滞在型返礼メニュー等の追加』などについて発表を行いました。
次回ブログでは、四日市市における新たな『滞在型返礼メニュー等の追加』などについて、紹介していきます。
≪関連ブログ≫
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・【四日市市:ふるさと納税に関する非常事態宣言】平成27年に個人市民税が1億3,893万円流出!
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